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なごみの湯コラム

【第28回】炭酸泉が持つ効能とは?

シュワシュワとした泡が皮膚にくっついてくる炭酸泉。最近は多くの温泉施設でみられるようになりましたが、具体的にどんな効果を持っている湯なのかご存知ない方も多いのではないでしょうか。今回は、炭酸泉の歴史から効能についてまで詳しくご紹介します。

◆炭酸泉の発祥はヨーロッパ!?

ドイツやイタリアなどのヨーロッパでは古くから天然の炭酸温泉が多く噴出し、多くの人々から親しまれてきました。心臓病や高血圧、糖尿病などの治療にも使われており、「心臓の湯」ともよばれています。日本に温泉医学が伝わったのは江戸時代末期、そして炭酸泉の価値が見出されたのは昭和に入ってからだといわれています。昭和初期にドイツに渡り、温泉治療を学んだ研究者らによってその効果が知らされました。

日本では大分県の長湯温泉が有名ですが、実は天然の炭酸泉は全国的に希少なもの。というのも、炭酸ガスは高温のお湯には大量には溶けないという性質を持っているからです。日本は火山活動が活発なため、天然温泉の温度が高く、良質な炭酸を含む源泉が少ないのです。
しかし、最近は人工的に炭酸泉を作り出す技術が進歩したため、炭酸泉が広く普及し、医療や介護、スポーツなどさまざまな分野で親しまれるようになりました。

◆炭酸泉は医学分野でも注目されている!

炭酸泉とは炭酸ガス(二酸化炭素)が溶け込んだお湯のことで、濃度が250ppm、つまりお湯1リットルに対して炭酸ガス0.25g以上含んでいるお湯のことと日本では定義されています。炭酸ガスの濃度が高いほど効能が強くなるとされており、1000ppm以上の高濃度の温泉を「高濃度炭酸泉」と呼んでいます。また炭酸泉は他の一般的な温泉にはない、独自の作用を持っているとされており、医療分野でも効果があることが証明されるなど、幅広い方面で活躍しています。

◆炭酸泉にはさまざまな効果が

炭酸泉に含まれる炭酸ガスは非常に小さい分子を持っているため、肌に付着すると簡単に皮膚を通過して血管内に入り血管が拡張されます。そのため、炭酸泉に入浴すると、血行を促進して全身の血の巡りをよくなるといわれています。毛細血管が広がり、手足の先など体の隅々まで血液を運ぶことができるため、腰痛や肩凝り、冷え性などに効果的。

また、炭酸泉は実際の温度よりも2~3度温かく感じるため、ぬるめのお湯でも長時間浸かることが可能です。体の芯からじっくり温まることができるので、温熱効果を期待できるでしょう。さらに炭酸ガスはタンパク質に吸着するという性質を持っているため、硬くなったお肌の老廃物を柔らかくして取り除いてくれます。

このように、炭酸泉は疲労回復や冷え性の解消などさまざまな効果を持っています。炭酸ガスの濃度は、単純に目に見える泡の量だけでは分かりませんが、泉質が書かれている成分表などでチェックすることができます。体にいい影響を与えることが期待できる炭酸泉を、ぜひじっくりと堪能してみてください。

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